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赤○恒○衆院議員の「女性差別」や「職業差別」などととられる問題発言が
各メディアから取り上げられ騒がれていますね。

私も気になりこの発言の全文を調べ読んでみました。
この発言に対して個人的な感想や意見を述べるつもりはありあません。

ただ、この発言の中に出た「貧困」「母子家庭」という社会問題についてもっと注目してほしいと思い、今回クローズアップしてみました。

「女を進学させてもキャバクラにいく」発言

まず赤○恒○氏が発言した一部を要約すると…

①望まない妊娠
②計画性のない結婚
③離婚
④シングルマザーになる
⑤元夫から養育費がもらえない
⑥貧困になる

という様なことです。
※前後の分は省略しています。

発言の真意は別として、こういったことが起きていることは事実です。

深刻化する「子供の貧困問題」

昨今、日本では子供の貧困問題が深刻化しています。

「子供の貧困率」は先進国では最悪レベルと言われるほどです。
その中でも一般家庭と母子家庭の所得格差が問題視されており、「母子家庭の3分の2が貧困層」と言われています。
食べるものにも困っている子供たちがこの日本にもたくさんいるのです。

増え続ける「貧困女子」

また、都会を中心に経済的に貧困に陥っている女性が急増しています。
「働く単身女性の3分の1が年収114万円未満」と言われ、中でも深刻化しているのが10~20代女性です。
女性が貧困に陥ると、ファッションや化粧品などにお金を使えなくなり女性の魅力を十分に引き出せなくなります。
さらにお金を節約するため家に引きこもるようになり、異性と出会う機会が減少し婚期を逃してしまうという悪循環に陥ります。この「貧困女子」問題は少子高齢化問題にも繋がっているとも言っても間違いではありません。

貧困問題の原因

これらの「貧困問題」は様々な原因によって生じたものです。

長引くデフレ経済、給与水準の低い非正規雇用などのような社会的背景の他、
会社の倒産、突然の解雇、思わぬ借金、親の介護、自身の病気などの個人的原因も。

そして今回取り上げられた赤○氏の発言の様なことも原因の一つです。

働きたくても働けない現実

またこの母子家庭の貧困問題は、シングルマザーの女性に対する日本の支援制度が不十分で未だに機能していないことが増加を止められない原因のひとつです。
特に就労支援をもっと充実させる必要があります。

現在の問題として
・時間の制限やシフトの調整が難しいなどの理由でなかなか雇ってもらない。
・働けたとしても賃金が安いため、長時間の労働をせざるを得ない。
・子供と過ごせる時間が減ってしまい、親子関係を築けない。

安心して働きながら子育てができる環境がないのが日本の現状です。

貧困問題はもはや他人事ではない!!

実際、風ハロご利用者の中にも同じ悩みを抱え苦しんでいる女性がたくさんいました。

若くしてシングルマザーになり、養育費ももらえず、親にも頼れず、助けてくる人が周りにいない。
そんな状況で必死に働きながら子育てをしている女性がいるのです。

今でも忘れられませんが、小さな子供を連れて風ハロに相談にやってきた女性がいました。
その女性も近くに頼れる存在がいない女性でした。離婚後、生活していくために仕事を始めようとしても子供がいるという理由で雇ってもらえず、やむを得ず風俗の仕事始めようと風ハロにやってきたのです。

こういった女性は思っている以上にたくさんいるのです。

風俗で働くという選択肢

ひとつの選択肢として風俗というお仕事があります。
まず仕事に就きにくい原因に、子供のお迎えや子供が体調を崩し急に仕事を休まなければいけないといった、時間やシフトに対する問題があります。一般職ではこの時間やシフトにシビアなところが多く、「子供が・・・」といった理由が通りずらいのです。

風俗のお仕事は
・基本的に自由出勤で、時間もシフトもその人にあった働き方が可能。
・短時間で高収入を得られるので、子供との過ごせる時間が増える。
・資格や経験が必要なく働ける。
・託児所と提携しているお店もあり子供を預けられる。
などたくさんのメリットがたくさんあります。

まとめ

勿論、風俗というお仕事は選択肢のひとつであって、必ずしも正解ではありません。
どうしてもお仕事が合わない女性もいます。

そういった人に風俗のお仕事を無理に勧めることは絶対にいたしません。
その人にあった方法、解決策を見つけるお手伝いを風ハロではさせていただきます。

ただ、生活のため、子供のため、幸せのため、理由は何であれ、
風俗で働くと決め、相談に来たのであれば、風ハロは全力でサポート、応援させていただきます。

風ハロは風ハロなりの方法で力になっていこうと思います。

「貧困」「母子家庭」で悩む女性とたくさん関わってきたからこそ、この問題を何とかしたいという気持ちがあります。
この問題がもっとクローズアップされ、少しでも貧困や母子家庭で悩む女性が減ってくれることを願っています。